20171228

TEATC2017 最終日

去る9月26日、The Eye and The Chip 2017の最終日だったわけですが、そのことを書いてなかったので今更ながら思い出しつつ書いてみる…
といっても結構記憶の彼方ですね。

確かメインのオーラルセッションは半ドンな感じで短かったはず。
まあ内容自体はアカデミック・クリニカルな話だったので取り敢えず割愛。
その後「来年以降のTEATCをどうするか」みたいな議論の時間が設けられていました。
どうやらこのTEATCという会は隔年で開催されているようで、昨年あったから今年は無いはずだったのが、どういう訳か開催されたらしいです。

で、じゃあ来年はどうするの?というのが議論のテーマ。
「毎年やっても発表する内容が無いよ」と隔年派が言えば、「毎年発表しなくても良いじゃない」と毎年派。
「毎年やると資金が厳しい」と隔年派が言えば、「出来ないと言うだけじゃなくやりくりすれば良いか議論すべきだ」と毎年派(?)
などなどなど…
結局フロアで多数決を取ったわけですが、若干隔年派が多かったですが競っていました。
(因みに自分は毎年派。楽しかったから。)
さて来年はどうなるんでしょう?

20170926

TEATC2017 2日目

やはり時差ボケは治らず。
午後3時頃から眠くなってきます…
日本との時差は13時間なので、丁度深夜帯ですね。
眠くなって当たり前ですね。

色々聞いてると、自分たちのところとは関係ないのいですが、似たようなアプローチを取っているラボが複数あるんですよね。
聞き取れていない部分に差別化を図っている話が登場しているのかもですが、どうなんでしょうね。
ポスター発表自体はつつがなく、という感じでした。
審査官が回ってきて評価される、というのがあったのですが、そこだけ妙に緊張してしまいました。

20170925

TEATC2017 1日目

米国デトロイト、MotorCity Casino Hotelで開催されているThe Eye and The Chip 2017に参加しています。
デトロイトは何だか怖いイメージがあったので、会場のホテルに泊まっています。
Casinoと名前に入っているように、カジノが併設されています(ホテルがカジノに併設されている?)。
エレーベータホールを出たところも何だかお洒落・豪華。
横にだだっ広い造りをしているみたいです。

TEATCというカンファレンス自体は初参加。
ラボヘッドの「もう少し専門分野のカンファレンスに参加するのはどうか」という勧めを受けて見つけてきたものです。
ラボとしても初めて。
今年で10回目という比較的新しめの会ですが、参加者を見ると自分の研究分野で聞く名前がズラリと登場しています。
今後の「コネ」を作れるかもです。

帰国後1ヶ月ですっかり日本時間に馴染んでいたようで、デトロイト入りしてから時差ボケが厳しいです。
まあシカゴとは数時間の時差がありますが。
本日最後のセッションはしばらくうつらうつらになってしまい、何だか勿体無かった気分です。

20170922

帰国!

したのは大体ひとつき前ですけどね。
帰国前は研究の追い込みetcと一時帰国で忙しく、帰国後は生活のセットアップ、学生指導や授業準備etcで忙しくなっていました。
徐々に溜まったタスクを消化していっている最中です…
とりあえず今週末は学会でデトロイトに行ってきます。
な〜んか治安が悪いイメージがあるのですが、無事帰ってこれますように…!

20170618

ターミナルで図の表示

C100PAでPythonを使えるようになったは良いけど、図の表示が出来なかったのでアスキーアート的な?解決策を取ることにしました。
結構頑張ったので、折角なのでUP。


CUI + PythonでCUPyと名付けました。
適当にパスの通っているところにコピーしてインポート。
プログレスバー、プロット、バープロット、ヒストグラム、画像表示をターミナル上で行えるようになります。
他のモジュールのインストールをせずに済むように、内部ではsysとmathだけ使っています。
色付けはANSI escape codeというのを使ってフルカラーになっていますが、この方法だとWindows環境では表示されないです。
でも、Chromebook以外にもLinux Mint上でもフルカラーになることは確認済み。
皆さんもLinux環境へ是非どうぞ。

プログレスバー
0~1の範囲で長さが変わって、色やシンボルの変更が可能。

プロット
こちらも色やシンボルの変更が可能。シンボル間を線でつなぐとか、そんな高等なことはムリなので単なる散布図となります。

バープロット
個別の色付けもOK

ヒストグラム
ビン数を指定しなければ自動で良い感じの数にします。(中学だったか高校だったかで習ったスタージェスの公式。他のでもよかったですが、何となくコレで。)

画像表示
カラーマップはjet, hsv, bkr, bwr, gray, red, green, blue, cyan, magenta, yellowを用意。
N x M x 3のようなRGB画像も表示可能です。

とまあ、こんな具合です。プロットなどの表示を軽くしたり、軸をつけたりするのが今後の目標ですが、いったん作って欲も満たされたのでそのうちやるかやらないか、と言った感じです。

20170522

Field Museumに行ってきた(連れて行ってもらった)

先日映画館に連れて行ってくれた先生のところにご友人が遊びに来たとのことで、フィールドミュージアムに行きますが良ければ一緒にどうですか?とのこと。
そろそろ留学の終わりを気にしだす頃になってもロクにシカゴ観光していない自分にとっては、何ともありがたい申し出!
誘われればやる気が出ます。

フィールドミュージアムはミュージアムと名前にあるように博物館。各種動植物や鉱石/宝石、化石、世界各国の文化展示。行った日には特別展示でタトゥー。また、学術機関としての側面も持っており、ガラス張り/クローズドでの保存作業といったことも同じ建物内で行われているようでした。

目玉はSue(スゥ)と名付けられたT. Rexの化石。スゥさんという発掘者の名前から取ったそうです。
SUE!自分の名前に近いからはっちゃけてSueグッズを買っちゃいました。
グラスとスプーン。
スプーンはアルミ製なのか随分と柔らかくて使いづらいですが…飾り用?

一日中色々と回りましたが、それでもまだ見ていないところがあるみたいです。
気になる…
硬貨を潰して作るメダルのSueバージョンや、所々に置いてあった何か模型チックなものを作ってくれる機械も気になる…
一人でまた行く可能性は低いですが。

20170418

Ghost in the Shell見てきました!

(http://logonoid.com/amc-theatres-logo/より)

こっちのラボの日本人の先生に誘われて、ハリウッド版攻殻機動隊を見てきました。
奢ってくれるというのでホイホイと、ラボ近所のAMCという映画館にて。
多分アメリカの映画館チェーンだと思うのですが、ロゴマークが何となく日本のハムメーカーに似てる気がしてならない。

映画館に来たのが15年ぶりかもっとという位に久々でした。
単に画面が大きいだけと思いきや、音の立体感が凄まじいですね。
途中の地下道みたいなところで滴る水滴とか、背後で水漏れしてるかのようでした。
ただ、ショックバトンみたいなのを振り回すシーンは、点滅が眩しすぎてポリゴンショックを思い出しちょっと他所を見ていたので、気付いたら少佐が捕まっていて?状態になりましたが…

SF映画として楽しめる内容だったのですが、件の先生曰くアメリカではイマイチ流行っていないとのこと。
なんでなんでしょうね〜?爆発が少ない?

マンガ・イノセンス・アニメシリーズと比較して、少佐が気弱なキャラに感じたり、荒巻課長が(ビートたけしのせいか)ヤクザものっぽく感じたり、電脳の設定が無く(多分。聴き漏らしたのかも。)ホログラムを多用していたり、少佐・荒巻課長・バトー・トグサ以外の公安9課メンバーがほぼモブ扱いだったりするのが気になる程度。
バトーの眼球が変わったり、サイトーが登場したり、多脚戦車の倒し方を見たときには、キター状態になりましたね。

そういえばアニメ版Ghost in the Shellは見たこと無いんですよね。
もしかしてストーリーは同じ感じなんですかね?
水辺で少佐が戦ってるシーンは見たことある気もするのですが…

20170326

ChromebrewのARMコア版来た!

家でASUSのC100PAっていうChromebookを使ってます。
まあ元々はちっちゃいリュックに入れて持ち運びが楽なように、という感じだったのですが、そもそも持ち運んでまでPC使わなくて良いかと考えが変わり、ほぼ家固定に。
安さに加えて、お洒落なデザイン(溢れるMac感)とキーの押し易さで結構お気に入りです。

で、このC100PAでPythonを使いたいな〜とずっと考えていたのですが、それを可能にするのがChromebrewというソフト(公式?Python環境の構築法)。
ですがC100PAが他のChromebookと異なるCPU(ARMコア)を使っているせいで、長らくインストールができない状態でした。
それが先週くらいに「ARMコアもサポートするようになったぜ」的な話を見つけたので、早速試してみることに(手順は上記Python環境の構築法、但し先に開発者モードにする必要あり)。

いくらか遊んでみたところ、IPython, NumPy, SciPyは入って良い感じだったのですが、Matplotlib, PySide, PyQtが入れられくて残念(PyQtGraphは入るのですが、import時にPyQtやPySideが無いよとエラーが出ます)。
使うと新しいウィンドウを出す系が駄目みたいですね。

本気でプログラムを書いたり解析したりするときはラボでやりますし、お遊び目的では中々満たされるな、というのが今のところの感想ですね。

20170216

ARO5日目

最終日!
人が少ないですね!
学会自体も昼までという短い設定。
好みのセクションは無かったのですが、適当にポスター会場をぶらついてると超音波刺激のポスターを発見。
最近、非侵襲の神経刺激手法について調べていて(シカゴの留学もその関係)、超音波もアリっぽいなと考えてたんですよね。
SfNでもちょいちょい見たんですよね〜ネタが無くなる前にやりたいところ。

学会終了後は適当にボルチモアの街を散策。
疲れか、単に趣味が合わないだけか、トキメク物は特に無し。
今回学会に行く前から「ボルチモア=水の都」という合ってるのかどうか怪しい認識を持っていましたが、湾の風景は良い感じでした。
もっと天気が良かったり暖かければ過ごしやすかったんですけどね。

帰宅後は昨晩のディナーで持ち帰ったもので済ませました。
マカロニ&チーズ("マッケンチーズ"みたいに呼ばれる)とナチョス(ドリトスと色んな具材を混ぜた感じのヤツ)。

何だか朝から喉の調子がおかしい…
ボルチモアで風邪をもらったのかも?
シャワーで温まりたかったのですが、バスタブ交換で今日明日と使えないっぽい…

20170215

ARO4日目

昨日の夜ふかしのせいか眠い…
オーラル聞いてても記憶飛びまくりでした。

夜はまた他の先生方とディナー。
ラボのフロアで見かけるけど挨拶したことなかった人に自己紹介してきました。
その後学会会場でダンスやってるよ的な話でちょいと覗きましたがすぐさまホテルへ。
ダンスするほど社交的でも無いですし、音楽がうるさすぎて全く話が聞こえない…
カクテルパーティーを実践するとは、流石聴覚系の絡みの学会ですね。

明日が最終日なのですが、好みの内容はもう無さ気でした。
ポスターだけ見て帰ろうかなと思うのですが、学会は昼まで。
飛行機は夕方なので結構時間が余るんですよね〜

20170214

ARO3日目

学会話は割愛!(ちゃんと会場に行って話を聴いてきましたよ?)
今日は折角なので近所の散策をしていました。
会場から見えるゴミを集めているっぽい機械。
目玉が付いてファンシー。

昨日検索したら直ぐそばに水族館があることが分かり、折角なので行ってみることに。
(因みにこれは出口側)
まあ自分は毛のある動物が好きで動物園のほうが好みなのですが…まあ予想通り、魚を見てもテンション上がらないですね。
単に色違いという印象が強くて、形状にバリエーションが少なく感じる…
けれどもカメやら、サメやら、カエルやら、トカゲやら、ヘビやらといった動物もいたのでそのセクションは楽しめました。
小学生の団体が来てて、クマノミ(でしたっけ?)の場所で「Nemo!」と叫ぶ声が聞こえ、流石ディズニーなんて思ったり。
あと、イルカがカワイイ。

そういえばクラゲを見てて思ったのですが、上に足・下に傘という向きになっている個体のほうが多かった気がしたんですけど、実はそっち向きがクラゲの上下なんですかね?
デザイン的には上に傘・下に足のほうがしっくり来ますが、クラゲにとっては知ったこっちゃない?
というかどういうセンサで上下を認識してるんでしょうかね。
光?重力?

夜はラボメンバーetcとディナー。
まだまだ英語に不安を覚えますが、酒の力もあってかコミュニケーションが取れやすかった気がしますね。
かといって常時呑みっぱなしなんてのは不可能なので、もっとトレーニングを積まなきゃいけないですね。

20170213

ARO2日目

何だか昨日の発表でエネルギー使い切った感じです。
最近最終日の発表が多かったですが、緊張感が保てて良かったのかもしれないですね。
まあそうは言っても会場には足を運びましたよ。

折角初めての都市に来たので観光でもという気も起こったり起こらなかったり。
基本的に出不精なのに加えて、治安が悪いという話もあってどうにもためらってしまいます。
ホテル周りは夜な夜なパトカーのサイレンも聞こえますし…
会場周りだけでも見て回ってみようかな〜

20170212

ARO1日目

23人!
自分のポスターにSfNの倍以上の人が来てくれました!
(SfNでは10人)
嬉しやら、悔しいやら。

扱っているテーマが良かったのかもしれないし、そもそも比較的小規模な会で同時進行のセッションが少ないことも要因なのかも。
今までは「神経科学」という広い枠の大会にばかり出席していましたが、たまにはもう少し専門分野に絞った会に参加していくのも良いのかもしれません。
そういや医工学専門の大会が日本にあると聞いたこともありますね。
日本に帰ったらそういうのにも参加しようかな。

20170211

In Baltimore

Association for Research in Otolaryngology(ARO、無理に訳せば耳鼻咽喉学研究協会?)の開催するMidwinter Meetingに参加するためにボルチモアに来ています。
期間は明日11日から15日まで。
シカゴに留学に来てすぐの頃、まだ何が何やら分かっていない時期に「じゃあポスター発表するか」とボスから言われるがままに応募した学会です。
実は今も色々とこの分野の用語etcがあやふやなものなので、明日の発表が色々と気がかりです。

今までアメリカはワシントンDC、シカゴ、サンディエゴしか行ったことがなく、初めてそれ以外の街に来ました。
直前に「ボルチモアは人口あたりの事件数が全米TOP5入り」なんて話を聞いて恐ろしくなりましたが、今のところ問題は無さ気です。
まあまだ着いてすぐですが。

今回のポスターを作るにあたりAROのロゴマークを載せようと思い付いたものの、どうにも大判印刷に堪えるような高画質なものが見つからなかったので、トレースして作りました。
トレース中に迷ったのですが、ロゴに描かれているアイテムは何なのでしょうかね。
ランプ、音符、顕微鏡と脳内補完しながらトレースしましたが、音符以外はあんまり耳鼻咽喉学に関連したアイテムじゃないですよね。

でも結局「ロゴは要らないね、代わりにポスター番号を載せて」とコメントされたので、高画質ロゴ画像は使わなかったんですけどね…
悔しい…

20170123

トイレ流れなくなりました。

用を足してレバーを下げると感触が軽い。
そして水が流れない…
タンクの中を覗くと、どうやらレバーと繋がっている棒が折れているようでした。
レバーを下げる -> バーが上がる -> 蓋が開く -> 水が流れる
という仕組みっぽい。

うへ〜海外でこういうトラブル、面倒臭い。
英語でどうやって説明するの?
というかこのパーツの名称は何?
lavatory pan inside part?

よく分からないので調べてみたところ、toilet tank handleとか呼ばれていて、外のレバーと中のバーが一体化しているようでした。
ちょうど今度の水曜に部屋の定期点検が予定されているのですが、その日まで待って修理が後日あって、となると時間かかっちゃうな〜
Amazonで調べると数ドルでパーツを買えることが分かったので、昨日お急ぎ便で注文し、本日受け取って自分で修理しました。
Amazon様々。(追加送料5ドルくらいかかりましたが。)
そもそも、あんなねじれる力がかかるところがプラスチックで作られているのが間違い、と言う考えで金属製をチョイス。
外のレバーが白色から銀色に変わってしまいましたが、まあ問題無いでしょうかね。
トイレットペーパーホールダーや蛇口は銀色だったので、ワンポイントで銀を入れるデザインに見えなくもない。

取り付けはつつがなく。
水(というかタンク内壁)が汚くていや〜な感じでしたが、「ここに糞尿は関係ない、蛇口から出た水と同じ」と努めて考えるようにしました。
もちろん使用感も悪くなし。

20170109

あけおめことよろ2017

今年は年賀状なんて貰いようが無かったから気が楽でした!
酉年ですよね?
スマフォの中にシカゴに来てすぐの頃に撮った鳥の写真があったので載せておきます。
でかいガチョウみたいなのが道を横切っている風景。

年末年始は帰省せずにシカゴにいました。
こっちで知り合いになった日本人の先生のお宅で、食事を頂きつつ大晦日の晩を過ごし、一緒に年越し。
ラボのほうは完璧にお休みモードでした。
動物実験プロトコルの更新完了待ち&実験動物が0匹という状態だったので、実験のしようが無かったです(というか今もそんな感じ)。
こんなことなら一時帰国しちゃえば良かったかなと後悔しましたが、まあ時期が時期だけに航空運賃も高かったでしょうし、日本国内の移動も人が多くて大変だっただろうし、と納得することにしました。

来月に学会が控えていてもう少しデータが欲しいところなのですが、いつになれば実験再開出来るのでしょうか…