20180816

Neuroscience2018後日まで

しばらく放置していましたが、学会中〜後の話を追記。

というのも、やけにイベント盛り沢山だったので、なかなか書くタイミング無かったのです(ということにしておく)。

初日、自分やラボメンバーのポスター発表日。
やはり自分のメインの研究より、他のテーマの時のほうが人が来てくれる気がします。
嬉しいやら悔しいやら。
前夜に突貫で作ったデモを見せようにも、PCの電源が切れてしまいあまり見せられず…
途中勝手にコンセントを使って充電していました。
前ラボメンバーの発表も眺め・聴きつつ、最近どんなことやってるのかをチェックしていました。
夜は三宮のお店で前ラボ准教授のご栄転祝い。
自分が主任幹事となっていたので、終始そわそわしていました。
当日欠席者や祝電が届かないといったトラブルもありましたが、まあ何とかなった、かな?
やはりパーティーは受け身が一番ですね!(先日も研究科コース内の暑気払い会の幹事をやりましたが…もうやりたくない…)

二日目、研究動向チェック。
自分の発表日以外はいつも通り他ラボの研究チェック。
シカゴの留学先の先生の研究を引用してあるポスターがあり、共通の話題・興味を持った者同士、話が盛りがりました。
自分のほうも頑張らなくては…!
夜は懇親会に参加しました。
自分は社交的ではないのでやはり苦しい…前ラボメンバーが来てくれていて良かった…
途中IBROの次大会長・関係者に「学生さん?」と話しかけられ若く見られて嬉しくなったり、会終了後異国の方々に誘われカラオケ屋に行ったりと、意外な出会いがありました。
カラオケ屋では音痴でも精一杯声張って洋楽を歌ってきました。
「Genki Sudoを知ってる?」と尋ねる人もいて会話に花を咲かせたり…知ってて良かった須藤元気。

三日目、研究動向チェック再び。
その前に朝の教育講演で理研の村山先生の発表を聴いてきました。
やはり研究に一本筋が通っている人の話は面白いですね。
それと実はこの日のメインと考えていたのは、前ラボOB/OG方の雇用・研究環境のダイバーシティに関する公演でした。
普段なら行かないのですが、発表者の方々はアグレッシブで歯に衣着せないタイプなので、どんな炎上を見せるのかという期待から。
でも結構大人しい感じで残念でした…まあ真面目な感じで、高校生のオーディエンスからも意見が出ていたので、いわゆる「未来は明るい」でしょう。
議論の主軸の一つが「無意識の男女差別の是正」で、「アメリカ式に履歴書上では性別を隠す(性別欄、氏名、顔写真を無くす)」という意見が出たのですが、研究者の場合は履歴書と共に業績(論文等)一覧も提出する必要があるので、どうやっても隠しようが無いような…(チェアパーソンの「面接でバレる」というのも尤も。)
で、夕方辺りから徐々に寒気が…
夕食後、どうしようも無いほどの頭痛に襲われすぐさま就寝。

四日目、風邪。
二日目のカラオケ屋でもらったのでは?と睨んでいますが…狭くツバの飛び交う室内、日本人には耐性の無い異国の菌…潜伏期間が短過ぎな気がしますが。
大会数日前に一時喉の調子がおかしい日がありましたが…どちらにせよ体調は万全ではなかったんでしょうね。
この日は体のダルさ、関節の痛み、頭痛等の症状から考えるに酷めの風邪だったのだと思います。
学会参加を諦めて、ギリギリな感じで帰阪しました。
ダルさ・関節痛は翌日に治まりましたが、先週までやたら咳が出てどうしようもありませんでした。
今もなんだか喉に違和感はありますが…お盆期間中はゆっくり休んだのでかなり良い感じです。
というわけで、しばらくここを放置していた言い訳と致します。

20180726

Neuroscience2018前日まで

本日から神戸国際会議場にて行われる日本神経科学大会に参加するために、三宮に来ています。
思えばこの大会は数年ぶり。

自分のアパートからだと片道2時間程かかるので、昨晩から前日入りして、大会中は三宮に泊まることにしています。
リュック、ポスター筒(2本)、紙袋を持って行く姿を学生に見せたら、「コミケ帰りみたい」とのこと。
学会なんて興味を同じくする人たちの集いなので、あながち間違ってはいない表現ですね。
これから行くところでしたが。

今回の発表内容は自分の研究内容ではなく、昨年度卒業した学生たちのやってくれたネタ。
他人のフンドシは落ち着かない…
なるだけ自分のコントリビューションを高めるために、ポスター作成は全て自分で行い、簡単ではあるもののデモプログラムを作りましたが…
発表は今日のポスターなのですが、どれだけ来てくれるでしょう?
自分の普段の発表より来たら、それはそれで悔しいところ。

20180512

CapoCaccia2018 後日

今週月曜に無事帰国!長かった!

土曜日最終日は参加者各々が帰国・帰宅する日。
サルディニア島の空港から同じ便に乗る数名と送迎ワゴンに乗り合わせて、朝から帰国開始しました。
経由地のローマで彼らに別れを告げ、インチョン空港(韓国)行きの便を待つこと6時間。
かなり暇だったのですが空港を出るのも面倒だったので、ひたすら空港内をぶらつきました。

まず昼飯。
味千ラーメンという熊本発のラーメン屋がフードコートにあったので入ってみることに。
ここは実は行きの際に目を付けていました。
13ユーロのPork Ramenを頼んだのですが、食堂のような麺、シャキシャキとしたキャベツ、脂身の少ないジャーキーのようなチャーシューという具合で、帰国後にラーメンを食べ直したくなりました。

その後はお土産。
サルディニア島の空港でも地酒(赤ワインを濃く甘くした感じのもの。ワークショップ中のパーティーに参加者が持ってきていたのが気になって、店員に「赤ワインのような色で甘い地元のお酒」と尋ねて探してもらいました)を買っていたのですが、追加でコーヒーの酒も購入。
研究室で学生が以前に作っていたのですが、本物があるよと。
加えてTシャツも購入。
ポップなコロッセオの絵柄だったり、ダヴィデ像だったり、男性同士が指と指をくっつけている有名な宗教画?の指部分だけをトリミングした柄だったり、いくつか購入。
選定基準は「自分じゃ着ないもの」
また、今度会う人用の適当なチョコや、自分がラボで育てているアボガドの水やりを代わりやってもらっていた学生用のエスプレッソコーヒー器具も購入。
空いた時間はひたすら読書。
因みにワークショップ中に「IT(スティーヴン・キング)」を読み終え、その後は「モモ(ミヒャエル・エンデ)」etcを読んでいます。

韓国では次の飛行機まで17時間待ち。
でも入出国審査や荷物検査が面倒だったので、空港内に留まることにしました。
はじめはフリースペースで寝ようかと思っていたのですが、それまで荷物を持ち歩くのもきついし寝てる間が不安だし、汗かいてシャワーも浴びたかった(一応シャワー設備はフリースペースにもあるっぽい?)ので、空港内のホテルに泊まることにしました。
予約をしていなかったのですが、受け付けで尋ねると空きはあるとのこと。
朝4時チェックアウト(オーバーナイト)で130ドルでした。

一先ずシャワーを浴びてから、空港内をぶらつきつつ良さ気なTシャツを探すも見つからず。
翁面の柄でもあれば買いたかったのですが…
結局、ロッテリアのバーガーセットを購入して、部屋でNat Geo WildというTV番組を見ながら晩飯。
他のチャンネルはほとんど韓国語でさっぱりわかりませんでした。
まあ雰囲気、日本と似たような番組が多かったです。

その後早めに寝て、チェックアウト(4時)前に再度シャワーを浴び、チェックアウト後は人気のない港内へ。
前日に気になっていたクマ周りに人気が無いので撮影。
目的のゲートまで移動してからは、コーヒーを飲みつつモモを読んで暇つぶし。
特に問題無く飛行機に乗り、帰国及び帰宅。

家の植物たちは無事でした。
床がびしょ濡れになっているということもなく。
というかあまり水が出ていなかったみたいで、土が乾き気味…
庭の方は雨が良い具合だったようで、良く成長していました。

イタリアの町並みに惹かれるところもあったので、再度行きたい気持ちはゼロではありませんが、直行便が無いのが面倒ですね。
成田発とかだったらあったのでしょうか。
まあしばらくは国内で仕事を片付ける日々です。

20180505

CapoCaccia2018 十二日目

今日はまとめの日。
昨日作った1ページスライドを使って、発表してきました。
しゃべりだしたら聴衆の反応が無くなったように見えたので、もしかして説明が頓珍漢になってる?、興味持たれてない?と不安になりましたが、3つばかし質問が来て安心はしました。
その後は、後半1週間での進捗があったグループのデモを見て回る時間。
神経模倣なのかコレ?というのもあったり、研究というよりかは趣味っぽいのもありましたが、総じて珍しいものだらけだったので興味深くはありました。

夜は食事後にパーティー。
サルディニア島の御当地ビールを飲んだり、他の参加者と話しまくって楽しい時間を過ごしてきました。
結局右側しか飲んでいませんが、味はなんというか「まろやか」。
パーティー前にも人と話しながらオレンジの皮入りのホットブランデー?を飲み、御当地ビールを飲み、何か別のビールも飲み、とちゃんぽんしたのでちょっとキツイ…

20180504

CapoCaccia2018 十一日目

今日の座学は記憶や可塑性と言った内容。
元々午後からのはずだったのですが、午前に変更。
市民公開講座に行ってる間に、変更に関しての投票で決まったんだそうな。
朝食で相席した人にたまたま教えてもらって助かりました。

午後は明日用のスライド作成。
一応ワークグループリーダーなので、(実質最終日の)明日に10分程度話す時間が設けられているそうです。
まあ短い時間でPDF1枚だけと決まっていたから、簡易な紹介だけに留めました。

その他、合間合間でボスとメールでSfNのアブストラクトに関してやり取りをしていました。
元々投稿するということで話を進めていたのに、向こうの気が変わったみたいです。
いっそボスの名前を著者から外してしまいたいのですが無理なんでしょうね。
実験系構築、実験進行、アブストラクト作成は自分がやっており(前2つは一部当時の学生も一緒に)、ボスはこちらが伝えるまでは内容を把握していないという有様だったのですが、曰く「責任」があるそうな。
これまで何度か研究内容を伝えてはいますし、そもそも研究内容はその学生の修論に書かれているにも関わらず、ですが。
いや本当、著者ルールどうにかならんですかね。
ボスは修論を読んでないということでもありますからね、そんなんで修士号が与えられちゃうのも、全く駄目な状態でしょう。
帰ったらサンドバッグのお世話になります!
というか異動したいな!

20180503

CapoCaccia2018 十日目

朝から都心部のほうへ行き、高校生向けのワークショップに参加してきました。
道中、雨が降っているのに妙に飛ばすし、道はガタガタ・水たまりだらけだし、信号機は殆ど無いしと、結構スリリングな経験をしてきました。
こうしてホテルの外に出てみると、イタリアを強く感じました。
ああ、マンガで見た光景だなぁ、と。

発表自体はつつがなく。
研究者の方が通訳をやってくれていたので、この分野に当然詳しいわけですね。
こっちが英語で喋った量よりはるかに多くをイタリア語で話していました。
翻訳したからって、そんなに単語長は変わらないはずでしょう。

差し入れでもらったお菓子。
グリコのポッキー。
帝Goか〜。

昼過ぎにホテルに戻ってきてからは昼飯食べて、休憩して、ちょこっとワークグループ(一人)。
残り数日で終いです。

20180502

CapoCaccia2018 九日目

今日は午前にワークグループ。
一人黙々と作業していたら、興味を持った人に声かけられました。
どうやら、その人の今やっている内容の打開策を探しているらしく、こちらの装置の内部の処理を知って活かしたいとのこと。
装置を使いたいわけじゃなかったか〜という気持ちにはなりましたが、色々と教えて理解してもらえたようでした。
基礎になる生理データに関しても尋ねられたので、参考文献を探して送ったりもしました。
加えて、朝飯時に話していた人も見に来てくれたりと、意外と充実したワークグループの時間になりました。
依然として一人ですが。

後に来てくれた人は、自分たちの装置に似た装置(但しこの分野ではそちらのほうが断然有名)を使っているとのことで、最新型を見せてもらいました。
…いいじゃん、あれ。
内部の造りなどの点でこちらのものと色々とコンセプトは異なるので、「研究」としてはまだ差異があるのかもですが、今回ような「応用」を目指した会では明らかにこちらの装置がスペック的に劣っているという印象を受けてしまいますね。

座学のほうはオキシトシンやセロトニン分泌とかの話とロボティクス。
後半のほうはどうしても抽象的と感じる内容が多くて、理解しづらいです…
機械の話であればイメージしやすいのですが、システム論系(?)の話はちょっと…

さて明日は、ワークショップにはあまり参加せずに都市部のほうへ朝から出かけます。
でも観光ではありません。
ワークショップ初日に声をかけられていたのですが、市民公開の研究紹介の場でデモをしてきます。
どうやら高校生が来るとか。
なのでちょこちょこっと一般(イタリア人)向けに見やすいように&分かりやすいようにプログラムを書き換えたりをしていました。
よりグラフィカルに、よりシンプルに。
完成したし、結構準備万端だという心持ち。
英->伊の通訳はいることはいるので、まあ何とかなるでしょう。

20180501

CapoCaccia2018 八日目

二周目スタート!
今日は脳内の情報表現だったり、それをソフトウェアやハードウェアで真似する手法の概要。
自分の理解が追いつかないせいもあるでしょうが、オーディエンスはああだこうだと互いの意見を言い合うだけで、生産性が特に無い気がしてきました。
元々今回の会は「ブレインストーミングを行う」と書いてあって不安だったんですよね。
どこかで上手く行っている例もあるのでしょうが、自分の経験ではブレインストーミングは、ミーティング等で特に話すことがない、もしくは結論を先送りにする人の常套句というイメージだったので。

午後はまた空き時間には読書、ワークグループの時間には一人寂しく作業していました。
周りを見れば結局そんなに多人数のグループはなく、一人で作業している人もいたので、そんなに浮いてる気はしていませんでしたが…

20180430

CapoCaccia2018 七日目

今日は何もない日!
日曜なので各々研究以外の予定立てて各々取り組んで、との事だったのでほとんどホテルの部屋で過ごしていました。
出たのは食事時くらい。

今週末締切の学会抄録を書いて、ひたすら読書して、少しプログラムを書く。
何とまったりした日を過ごせたことでしょう!

20180429

CapoCaccia2018 六日目

やっと半分終わった!

今日のメインはデモ。
各ワークグループが前半の進捗を紹介したり、持ち寄ったシステムを紹介するという会でした。
自分たちのワークグループ(他に参加者もいないし、デモの時間にはボスも帰路についていたので”自分の”ワークグループというほうが正しい)は、昨日アドバイスを受けて突貫で作ったプログラムを主軸に説明しました。
この取り組みのゴールは?と訊かれると、今回のワークグループではプログラムの機能の拡充で、研究室では本システムを用いて、別の実験系へのプレリミナリーなデータ取得という具合に説明。
このシステムの妥当性は?と訊かれると、実はラボ内でも未だに議論中なんだけど、様々な要素は先行研究に基づいて決めているので正しいと信じてるよ、みたいな説明。
最後には、自分は今aloneでfreeだから是非参加してね、みたいに声掛けを行いました。
ある程度の背景知識は持っていたものの、このワークショップに参加するにあたって装置の使い方・プログラムの勉強を行い、1日で出来た展開を基に話をしたにも関わらず、我ながらよく説明出来たなという印象です。
本当、この分野にもっと興味・関係がある人が参加すれば、より良い経験になったんでしょうね。

20180428

CapoCaccia2018 五日目

今日の座学は意思決定。
感覚器の話と比べて抽象的な部分が増える印象で、大変理解が困難でした。

午後からワークグループ。
相変わらずゴールは見えてなかったのですが、同様のシステムを使っている研究者からのアドバイスで方向付けが決まりました。
で、ワークグループのメンバーでやるのかと思いきや、自分が手を動かすことに。
あれ?わざわざ遠いところに持ってきて自分でやるの?
自分のメインの研究とは違うから全く気乗りしないのですが、恐らくこの場にいる人たちは、自身の研究の新しい方針・打開策を探しに来ているんでしょうね。
そういう人たちには良い機会でしょうね。
ではボスに一番参加して欲しいところですが、明日帰るそうです…あと半分どうしたものか…

20180427

CapoCaccia2018 四日目

今日は少し変則的で、先にワークグループの時間が設けられていました。
まあ自分はその間、大学のお仕事を部屋で片づけていました。

午後から座学。
各種感覚系に関するレクチャーが行われました。ある程度は既に知っている内容でしたが。
その後に続くレクチャーは意思決定メカニズム(ぽく聞こえたけどどうやら違う内容)の話。
あくまで神経系での情報の符号化・復号化の話らしいです。

自分のところのワークグループは食事前の1時間に入れていたのですが、ハッピーアワーやらソーシャルアワー(まあつまり遊び時間)の後で、且つ他グループと時間帯がかぶっていたので人はほとんど来ず。
わずかに来た人と少し話してから翌日に持ち越しとなりました。
というか本ワークグループでのゴールをボスが明示していない(持っていない)ので、どうも興味を持たれづらいと思うんですけどね…

20180426

CapoCaccia2018 三日目

今日の座学は神経系の発達、意思決定など。
活発な議論になかなか付いていけない…
その後自分のところのワークグループを行いました。
といってもボスにほとんどの説明をお願いしたので、自分は機器の操作程度。
つつがなく終わったのちに「装置のスペック等の説明が無かったですね」とか話したら、「じゃあそこは君に明日お願いするわ、分からんから」とパスされてしまいました…
くそう!しくじった!

ワークグループ後はボスの誘いに乗ってサイクリング。イタリアサイズの馬鹿でかいマウンテンバイク。
慣れない交通事情のところで、慣れない自転車に乗ったものだから、終始不安でした。
ホテル周りはひたすら自然でしたね。
(但し町のほうは車通りが多くて避けましたが。)
お土産は望めなさそうでした…

20180425

CapoCaccia2018 二日目

二日目も座学から始まりました。
トランジスタetcを用いた神経細胞の活動電位を模倣する回路など。
ただ、非英語圏のヨーロッパ人による発表で発音が聞き取りづらく、癖の強い字だったので、すごく理解しづらかったです...

午後からは各ワークグループに分かれての作業に本格的に入りだしたのですが、自分のところは翌日からということにしたので、ボスとちょっと打ち合わせたり手直しすることに。
とか作業してると興味持った参加者が来たので説明する機会もちょろっとありました。

空いた時間はベランダで風に当たりつつ鳥のさえずりを聞きつつ本を読むという、たいへん優雅な時間を過ごしておりました。
残りの日程でもこういう時間が取れれば良いのですが...

20180424

CapoCaccia2018 初日

ついに長くなるであろう2週間が始まりました。
昨晩遅くに着いたので周囲の環境を把握していませんでしたが、海に面した大変素晴らしい立地となっておりました。

初日はこの会の構成説明だったり、基本知識(と思われるもの)の説明だったりが行われました。
神経系の発生・結合、トランジスタを使った回路による神経活動の模倣、アプリケーション、機械学習。
今のところ勉強になるという感想です。
「スライドを使った発表は禁止」となっているためか、発表者は大判の紙に描きこんだり、ノートアプリをプロジェクタで映しながら描いたりという手法を取っていました。
恐らくインタラクティブな進行を狙ってなのでしょう。

デモンストレーションetcは、これらの座学と並行して行われるようで、持って行った機器等を微調整しつつ、専用の部屋にセットアップしていきます。
興味を持たれなければ、ブースでポツンと悲しいことになるわけですが、これからの2週間はどうなることやら。
途中に途中成果物の発表会が行われるようなのですが、どういう形式なのかイマイチ不透明。
技術提供をする側ではなく、それを利用した側の発表になると期待して楽に構えています。
ただ、今回自分が持ってきたのと類似の技術(この分野では広まっている様子)のラボから「来週に別の場所でセミナーを開くから参加しない?」と誘われました。
「イイね」と返事してしまいましたが、こちらはスライド準備が必要だったりする?
詳細を訊けてないので不安です。
よくよく考えたらアウェーに乗り込むので、ボロクソに叩かれるかも?

20180423

CapoCaccia2018 前日

今日は移動日!
関空 -> インチョン -> ローマ -> アルゲロと飛行機を乗り継ぎ、やっとこさホテルに到着しました。
道中はずっと英語圏では無かったので不安でしたが、英語の看板や一部英語で応対してくれたのでなんとかなりました。
そうじゃない場合は焦りましたが...

今はとりあえず眠い&だるいので、明日のためにもさっさと休んでしまうことにします。

20180421

CapoCaccia2018 前々日

イタリアで過ごす黄金週間!
とは言っても観光ではなく研究絡みの出張。
しかも自分の研究テーマとは異なる内容のワークショップに参加...!

サルディニア島のホテルで4/23-5/5に開催されるCapoCaccia2018という神経模倣(神経系の動態をソフトウェア/ハードウェアで真似しよう、という研究分野)の会です。
自分が今いる研究室のボスが「研究室のある特殊な装置をデモしたい、でも操作法が分からない、だから参加してくれ」とのことで行くことになってしまいました。

こっちだって操作法知らねぇよ!使ったことねぇから!だから覚える必要があるんだよ!ならボスも同じ条件じゃねぇかよ!
とまあ鬱憤が溜まっております。
なので最近キャンパス内の体育館に出向き、サンドバッグを利用することが増えました。

その装置は特殊も特殊で、OB方作成の独自のハードウェアと独自のソフトウェアで成り立っておりました。
単に装置を動作させるだけであれば既存の環境をそのままコピーすれば良いのですが、今回の会は各参加者が各技術を持ち寄り、合わせて何らかの成果物を生み出すことを目的としているようだったので、独自規格というのは仲間外れになってしまう可能性が高いわけです。
そこで、デモする上で内部の理解も必要だろう、せめて独自ハードウェアの内部はそのままでいいから、そこからのデータを取得するソフトウェアは分かり良いものにしようと考え、C++で書かれていたプログラムをPythonで書き直すという作業を年度末から取り組んでいました。
結果として、元のプログラムからハードウェアとの通信部をメインに抜き出して、Python化することには成功しました。
これで、他の人もデータを取りやすく(ハードウェアを使いやすく)なりました。

この間自分のメインの作業は滞りまくったのですが、C++の勉強にも繋がったので良しとします!
これから2週間ばかし自分の作業が滞るのですが、のんびり羽伸ばしてサルディニア島を満喫できると思うから良しとします!(自腹切ってやったので文句は言わせない)
もしかすると、研究テーマ自体は自分のメインの興味ではなくとも、他所の研究室の技術自体は今後の参考になる可能性もあり、スキルアップに繋がるかもなので良しとします!


さてそれにあたって、日曜朝に関空発なのですが、自宅から当日朝に出ると間に合わ無さそうなので関空近くの泉佐野にて前泊しております。
ちょっとぶらついてみたのですが、もしかしてちょっと寂れてる?
小さくて安いたこ焼き屋があったり、(恐らく)賞味期限が危ういもの限定の安い自販機(本日4/21に買ったのに賞味期限が4/20で50円の500mlペットボトル飲料とか)があったりと、何というか大阪感には溢れております。

2週間ばかり自宅を空けるので、植物の自動水やりシステムを準備してきました。
室外は蛇口にタイマーを取り付け、ホースを伸ばしてスプリンクラー(画像中央)から水が出るようにしました。
室内は水タンク(画像左下)内にポンプ(タイマー仕掛け)を設置し、各段上部に這わせたエボナイト管から水が出るようにしました。
穴を開けただけだと水が出すぎたので、YouTubeの動画を参考に。
ただ、それでもポンプの水圧が強すぎて、水が勢い良く飛び散ったので、開閉弁(画像左上)を設けて余分な水をポンプ内に戻すようにしています。
まあそれでもまだ最下段のプランターから水が床にこぼれていってしまうので、下に給水タオルを敷いて扇風機で乾かす、という方式を突貫で構築しました。
室内なので光合成しづらかろうと考え、赤・青LED(タイマー仕掛け)も設置しています。

こんな室内園芸スペースの構想自体は、留学中に見つけたDIY関連の動画から得ています。
水やりのシステムは違いますし、そもそもデザインがイカしていませんが...
とりあえず現段階では、2週間後の帰宅時に床がびしょ濡れになっていないだろうかと心配になっています。

NC研究会2018@機械振興会館 最終日

今更ですが3/14に東京機械振興会館で行われたNC研究会のこと。
とは言っても発表内容に関わることは割愛。
席に着くなり運営側から採点表のようなものを渡され、学生会員の発表にスコア付け(年間での最優秀学生選出に繋がる)をお願いされました。
自分がそんなの付けて良いの?という気持ちになりましたが、つまりこれはそういう立場になってしまったということなんでしょうかね。

会自体は夕方前くらいに終わり、後は夜行バスの時間まで暇することになってしまいました。
新宿駅周りには自分好みの店が少ない...
往路の夜行バスはカーテンで仕切る3列シートのものを利用し、復路はコクーンという2列シートのものを利用しましたが、3列のほうが使いやすかったですね。
コクーンのプラスチックの仕切りは「自分の空間」感が出て良かったのですが、身動き取りづらくてイマイチ...

そんなこんなで東京出張を終えました。

20180314

NC研究会2018@機械振興会館 初日

会場の機械振興会館は東京タワーのすぐ足元にありました(写真はホテルへの帰路、少し離れたところから)。
東京タワーを初めて生で見ましたが、あんなに足元周りまで道路があるんですね。周りは芝生のようなイメージを勝手に持っていました。

さて、発表はいくつか興味をそそられるものがありました。今後の移動先としてリストに入れておかねば。
ただ、「姉妹会より規模は大きい」という前情報に期待し過ぎました。大きいと言っても2, 3倍でしょうか。絶対数としてはそんなに無し。
(こんな情報は大会HPに載ってはいますが…)

2日目(最終日)はもう少しだけ演題数が少なくなるようです。
帰りも夜行バスなので、時間潰しに忙しくなりそうです。

20180313

NC研究会2018@機械振興会館 前日

東京の機械振興会館というところで行われるニューロコンピューティング(NC)研究会に参加しに来ています。
他のスタッフ方は使う研究費のルールから当日(3/13)入りする必要があるらしいのですが、自分は自腹なので土曜から東京入り。3/12に代休を入れて連休にして、週末・月曜は知り合いに会ったり遊んだりしておりました。

今までこの会には参加したことは無かった(他の地方で行われる姉妹会には参加したことアリ)のですが、神経工学絡みの発表があるようなので、興味と次のラボ探しも兼ねて参加しました。